No.18 鶏卵価格の高騰、食卓はどう反応した?

 23年4月現在、ご存じの通り鶏卵の高騰状態が続いています。外食では卵メニューが中止になり、売り場でも欠品や価格に驚いた方も多かったのではないでしょうか。高騰の背景には、鳥インフルエンザに起因する鶏の殺処分、飼料等飼育コストの上昇による生産減など供給に関するニュースが多くみられますが、需要面についてはどうでしょうか。食MAP視点でみていくと、コロナ以後家庭内での喫食回数が増えたことで、卵の使用も連動して増えた事がわかります。<図表1>。このような背景から、卵の需給逼迫はしばらく続くとの見通しが強いようです。そんな庶民の強い味方である卵の値上がりに対して、生活者はどのように対応しているのでしょうか?。


<図表1>19-23年4月までの鶏卵の1000世帯1日あたりの出現&1日の喫食回数



図表1
期間:2019年-2023年4月 食卓機会:全食卓機会
計数:家庭内消費Index

直近の使用個数に大きな変化はなし。背景には使い方?

 卵の価格が上がり、生活者はどのように反応したのでしょうか?

 まずは使い方の面からみてみましょう。<図表2>にて卵の1使用あたりの平均使用個数をみてみると、21年半ばから卵の使用個数はやや減った以降、横ばいで推移しています。


<図表2>鶏卵の1使用あたりの平均個数※10個入りに限定



図表2
期間:2019年-2023年4月
計数:10個入り卵の平均使用個数

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