No.17 自由を求めて、今日もぐつぐつ

<表1> 22年度に利用の増えた 主な調味料(夕食)

<グラフ2> 鍋つゆ使用率の推移(夕食、おでん含まず)

 <表1>は、とあるメニュー における22年度に利用の増えた調味料を抜粋したものです。

 料理酒やポン酢、練りゴマなど和風調味料の他、おろしにんにく・しょうが、コチュジャン、ゴマ油など香味の強い調味料。スパイス調味塩や和風ドレッシングなど増え、どうやら味わいは多様化している様子です。
 こちらのメニューが 何かお分かりですか?
 答えは秋冬メニューの定番
  鍋料理※ です。 ※おでん含まず

▼鍋つゆ離れ?

 鍋料理といえば、鍋つゆの利用が右肩上がりで推移し、コロナ化の20年度には過去最高の利用率35.5%に到達しました<グラフ2>。一方、その後は横ばいから、22年度は33.8%と減少に転じています。コロナ前(31.4%/19年度)との比較では、まだまだ2.4Ptも高い値であることから、案ずる必要は無いとも言えますが、今回の低下は2010年以降で最大です。

 鍋つゆが低下し、調味料の利用が増え始めたのは、昨今の物価高騰の影響なのでしょうか?
 それとも鍋つゆの飽き、新たな味の希求、はたまた何か他の便益によるものなのでしょうか?

 本稿では、こうした鍋メニューの変化をまとめた、最新版の「鍋ファクトブック2022」の中から、鍋種・フレーバーの変化、食材の変化を抜粋し、トレンドの一部をご紹介していきたいと思います。

生活者が求める鍋とは何か? 皆さんもこの秋冬の食卓を思い浮かべながら、考察頂けると幸いです。

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