No.13 味噌汁で手軽に菌活

 秋は芸術、読書、食欲・・・などがありますが、「スポーツの秋」でもあります。外から体を鍛えることだけでなく、中からキレイにする「腸活」「菌活」「睡活」「温活」など様々な「活」があります。最近では、これらの「活」も珍しいものではなく普段の生活に取り込んでいる方も多くいらっしゃるのでは?
と思います。今回は「菌活」「温活」で注目されている味噌汁を分析します。

-朝食で出現が増えたメニュー(家庭内消費index)―
 まず始めに、朝食のメニュー傾向をみてみます。
 図表1の散布図は、コロナ前の19年、コロナ2年目の21年、コロナ3年目&値上げの年の22年の3区間の4月~9月の朝食の家庭内消費index(1000世帯あたりの出現回数)です。縦軸は22年と21年の差、横軸は22年と19年の差となっています。
 こちらの散布図では3つのことがわかります。1つ目はコロナ経て現在でも好調なメニューです。グラフでいうと右上のエリアになります。こちらにはシリアル(オートミール含む)、乳酸菌飲料、野菜ジュース、ココア・麦芽飲料、納豆、チーズ、味噌汁が入っています。上位50位のメニューでグラフを作成しているのでここに記載はありませんが、キムチもこのエリアに入ってきています。これらに共通しているものは、「腸活」「菌活」に良いといわれているメニューが多くみられます。
 2つ目はブルーに色付けをしているパンメニューです。コロナ禍ではパンメニューが好調でしたが、22年になると勢いは収まり、食パン・トーストでは前年比94%、テーブルパン91%、菓子パン94%となりました。またパン周りのコーヒー、紅茶も22年になるとパン同様な動きをしています。
 3つ目は22年になるとご飯が回復し、前年比107%となりました。小麦の値上によりメインとなる主食に変化が見られました。とても興味深いことは、納豆は前年比116%、味噌汁が114%となっており、いずれもご飯の伸びよりも高くなっているところです。


図表1 4月~9月の朝食メニュー(家庭内消費index)



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