No.11 猛暑日の食卓

 2022年は記録ずくめの夏となりました。関東甲信では平年と比べ22日早い6月27日に梅雨明けとなり、最短の梅雨期間を記録しました。気温では、8月9日に東京都心の最高気温が35℃に達し今シーズン14回目の猛暑日となり、統計開始以来、歴代最多日数を記録しました。コロナ禍と猛暑の中、食卓ではどのような変化が起きているのでしょうか。

2022年は"ご飯メニュー"が増加

<図表①>猛暑日の昼食メニューTI値
 分析期間:2018/6/29~2018/8/10、2022/6/27~2022/8/10
 食卓機会:昼食 対象世帯:主婦世帯
 ※2022/6/27~2022/8/10期間のTI値上位40 ※果物・飲料・アルコールを除く
 ※猛暑日:最高気温35℃以上(食MAP®調べ)

2022年の食卓出現メニューを直近の猛暑年であった2018年と比べてみます。2018年の梅雨明けは、6月29日となり2022年に次ぐ早さであった点に加え、夏(6-8月)の平均気温は東日本で平年比+1.7℃で統計開始以来最も高い年でした。<図表①>は2022年猛暑日の昼食メニュー出現傾向です。2018年猛暑日の出現と比べると、おにぎりやかけご飯、カレーライス、その他洋風ライス、丼などおかずのいらない"簡便ご飯メニュー"が増加しています。ご飯(白米)は減少傾向ですが、ご飯メニュー計で見ても増加傾向となり、2022年1月のパン値上げも影響もあり価格の安定したご飯へのシフトが進んでいるようです。

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