No.10 冷凍野菜は現在進行形

 コロナ禍以降の外出自粛や在宅ワークの拡大などの生活行動の変化によって食卓周りにも変化が起こっているのは、これまでの食MAPニュースなどでもお伝えしてきていますが、最近ではたまねぎを始めとした野菜の価格高騰が起こっています。そんな中、「セカンド冷凍庫」というキーワードが生まれるなど冷凍ニーズの高まりも感じています。今回の食MAPニュースでは、野菜の中でも冷凍野菜にフォーカスして食卓への影響を分析してみました。

 まず、<図表 1>では夕食時のメニューの加工度別の直近までの推移によって、調理に関する変化を見てみます。2020 年 3 月のコロナ禍のスタートによって内食化が進行し手作りが増加しました。その後は調理疲れによって手作りから惣菜・冷凍食品利用の簡便へとスイッチしていきましたが、直近では食品値上げからくる生活防衛の高まりによる節約等の影響によって、再び手作りが増加に転じています。また、冷凍食品の活用は継続して増加傾向にあり、簡便需要も根強いようです。冷凍野菜を使用したメニュー作りは生鮮野菜の代替品として手作り調理に分類されますが、冷凍野菜の出現状況を次項では見ていきます。

<図表1>夕食メニューの加工度別構成比の前年同週差
分析期間:2020/1/6~2022/7/10 食卓機会:夕食
メニューカテゴリ:主食、汁物、主菜、副菜
計数:加工度別メニュー数構成比(3週移動平均)前年同週差

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