No.5 2021 年コロナ禍2年目の食卓

 コロナ禍2年目である 2021 年は、長期間にわたりまん延防止措置、緊急事態宣言が発令され、生活に制限のかかる1年となりました。コロナ対策を行い、新しい生活様式にも慣れたと思われますが、緊急事態宣言が解除されてから年末にかけては、外出、飲み会など人の動きが活発になり、さらにオミクロン株という要因が重なり感染者が急激に増加しています。
 収束の目途がたたない状況ですが、今後のコロナ禍の食卓がどうなっていくのか、2021 年の食卓を振り返りながら、変化を読み解いていきたいと思います。

 図表1は家庭内で何回食事がなされたかを朝食、昼食など食卓機会ごとに見たグラフです。2020 年 4 月に第1回緊急事態宣言が発出された時は、在宅勤務など巣ごもりによる家庭内での喫食回数が急増、その後 2020 年は緊急事態宣言解除後も回数は少し下がったものの、2021 年に入り 9 月末まで全喫食回数 2.6 回で高止まりをしていました。10 月 1 日緊急事態宣言解除後は外出、外食などが多くなったのか、家庭内での食事は減少、特に年末年始には 2020 年に比べ大きく喫食回数は減少していました。2021 年全体で見るとコロナ禍前の 2019 年に比べ、昼食、夕食、日中間食の回数も高止まりしています。2022 年もこの傾向は続き、それぞれの食事機会においてメニュー、材料への対応チャンスはあるのではと思われます。

【図表1】家庭内喫食回数の推移動(1日あたりの喫食回数_3週移動平均)

【図表1】
主婦世帯食MAP
個人飲食者ベース
分析期間:2019/01/01~2022/01/02
指標:1日あたり家庭内喫食回数(間食・夜食は時間帯別のダブルカウントあり)

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