食彩事記

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第19回 焼肉

image_200708_1.jpg8月にはいり、暑さも本格的になってきましたが、みなさんいかがお過ごしですか?暑いとご飯の支度も億劫になりがちですよね。
家族や友人を誘って、焼き肉を食べに行くのもいいかもしれませんね!また、焼き肉は意外と料理に手間がかからないので、ご自宅で焼き肉をするのもよさそうです。
わいわい楽しく食卓を囲むと、夏を乗り切るパワーがみなぎってきそうです。
今月は、焼肉について調べてみました。

焼肉の日の由来

8月29日は語呂合わせで「やき(8)にく(29)」と読めることから、1993年に全国焼肉協会によって、8月29日が「焼肉の日」と制定されました。また焼肉をたくさん食べてスタミナを付け、残りの残暑を乗り切ってもらおうという考えも含まれています。加盟店が社会福祉施設などを招待したり、出張バーベキューなどを実施しています。

焼肉メニューの由来

焼肉のメニューには、韓国語か英語に由来するものがほとんどですが、かわった由来のものもあります。いくつかのメニューの由来をみてみましょう。

  • カルビ...あばらの肉の部位に当たり、韓国語であばらを「カルビ」ということが由来になっています。
  • ロース...牛肉、豚肉、羊などの食肉の背肉の部分に当たり、roast(焼く)から転訛した和製英語が語源とされています。 ホルモン...狭義には腸を指しますが、内臓にあたります。関西では昭和初期に「ホルモン料理」の名前が知られており、臓物料理の印象をよくするため、 hormon(動物体内の機能や器官の活動を調節する生理的物質の総称)を名付け、体内に活力を与えるイメージを与えたとする説が有力となっています。 また、関西弁で捨てるの意味である、「放(ほ)る物(もん)」が語源であるという説もあります。これは、戦後の食料難の時代に、牛を余すことなく食べる文化を持つ朝鮮半島出身の人々が、廃物扱い同然の安い内臓を出す店を闇市で開いたことが背景になっているとされています。
  • ミノ...牛の第1胃の部位に当たります。この部分を切り開くと簑笠のように三角形になり、韓国語でこの類を「月會笠(フェカッ)」と呼びます。この笠(カッ)を日本語で簑(みの)と呼ぶので、「ミノ」と名付けられました。
  • 牛タン...牛の舌の部位に当たります。tongue(舌)が語源とされています。
  • ハツ...心臓の部位に当たります。hearts(心臓を表すheartの複数形)が訛ったものが語源とされています。
  • テッチャン...牛の大腸に当たります。大腸を朝鮮語読みしたものが由来です。

編集後記

image_200708_2.jpg焼肉ではありませんが、お肉繋がりということで。。。日本で最初に生まれたハンバーガーである、佐世保バーガーを食べてみました。アボカド・レタス・トマトと沢山の野菜が入っており、お肉とのバランスが良いです。厚みがすごいのでつぶして食べて下さいと言われ、食べてみると全てがバランスよく口に入り本当に美味しかったです!かなり食べ応えがあるのでレギュラーサイズ1個で十分満足できますが、欲張りさんには2倍以上はあると思われるジャンボサイズもありますので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
佐世保バーガーの野菜の多さにちなみ、今回は焼肉と一緒に食されている野菜類の同時出現率を出してみました。たまねぎ・ピーマン等は使用率・人気度が共に高く、この時期の焼肉に定番の野菜ということでしょうか。

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