食彩事記

食彩事記

第18回 土用の丑の日

image_200707_1.jpg梅雨も明けて、いよいよ夏本番ですね。今年は猛暑と噂されていますが、どうなるでしょうか。暑い夏は食欲も落ち気味になる方が増えますよね。今月は土用の丑があるので、この日はビタミンがたっぷり含まれるうなぎでも食べて暑い夏を乗り切りましょう!今月は土用の丑の日について調べてみました。

土用の丑の日

土用とは古代中国で考え出された思想の陰陽五行説に基づき割り当てられた期間で、立春、立夏、立秋、立冬の前18日間のことです。

「春」 立夏の前の18日間または19日間
「夏」 立秋の前の18日間または19日間
「秋」 立冬の前の18日間または19日間
「冬」 立春の前の18日間または19日間

土用は四季の間にあってその生成を助けるものと考えられており、夏の土用が特に有名です。
夏の土用とは7月20日ごろから立秋(8月7日ごろ)までの18日間または19日間をいいます。
「丑」は十二支のひとつで、十二支は1日ごとに割り当てますので12日間に1回は「丑の日」がやってきます。
また夏の土用の丑の日は2回ある年もあり、その場合2回目を「二の丑」と呼びます。

うなぎを食べる由来

土用の丑の日にうなぎを食べるという習慣の由来には諸説あるようですが、有名な話では江戸時代の蘭学者である平賀源内が、あまり売れない「うなぎ屋」に商売の相談をされたのがきっかけだと言われています。

うなぎ屋から相談を受けた平賀源内は、昔から「丑の日」に「う」の付く食べ物を食べると夏やせしないと言われていた事から「本日は丑の日」と書いて店先に看板を出すよう勧めたそうです。

すると、その「うなぎ屋」がたいへん繁盛したので、他のうなぎ屋も真似をするようになったのが始まりだと言われています。

編集後記

image_200707_2.jpg川崎市・鷺沼駅からしばらく歩きますが、地元で有名なうなぎ屋さんがあります。ここは国産のうなぎしか扱っておらず、紀州備長炭でじっくり焼く為多少時間がかかりますがその美味しさに土日は常に満席になっています。
土曜日の夕方にお店へ行くとやはり満席状態。。。持ち帰りもOKだったので、家で食べる事にしました。
メニューは小串・中串・大串の3種類のほかに特串・二段重などもありました。小串以外全て売り切れだったので、小串を購入。写真だと見た目があまり良くありませんが、味の方は上品でとても美味しかったです。

graph_200707.gif

食に関するコラム 食彩事記の一覧に戻る

ページトップへ戻る