No.1 朝・昼・夕の主食パターン

 長引くコロナ禍、2021 年 7 月に東京都で 4 回目の緊急事態宣言が発令され、未だ収束の気配は見えません。昨年からのテレワーク普及や外出自粛により、家庭内での食事機会も増加しました。そこで、今回は家庭内における朝食・昼食・夕食の主食パターンに注目したいと思います。

1 日 3 食を家庭内で食べる日は増加

 1 日 3 食(3 食とは朝食、昼食、夕食を指す。以下同様。)を家庭内で食べる日の割合を個人食卓ベースで見ると、2021 年 4~7 月期は平日で 32.8%、休日で 45.0%となりました。2020 年 4~7 月期と比べると減少しましたが、コロナ禍前の 2019 年 4~7 月と比べると、平日は 10.6%増加、休日は 11.7%増加し、高い水準を示しています。<図表①>
 また、2021 年 4~7 月期における 1 日 3 食を家庭内で食べた日の中で、3 食とも主食を食べた日の割合は、平日で 71.4%、休日で 75.4%であることも食 MAP データからわかっています。

<図表①>1日3食を家庭内で食べた日の割合

分析期間:2019~2021年、4~7月  食卓機会:三食計 対象世帯:主婦世帯、個人食卓ベース

「パン・麺・ご飯」パターンが増加

 家庭内で 3 食とも主食を食べた日における主食登場パターンを見ると、平日はテレワーク普及の影響等から昼食に手軽な麺類が好まれ、コロナ禍前の 2019 年 4~7 月期と比べ、「パン・麺・ご飯」パターンが増加しました(左から朝食メニュー・昼食メニュー・夕食メニューの順。以下同様。)。2021 年 4~7 月期の「パン・麺・ご飯」パターンは、2020 年 4~7 月期と比べると減少しますが、コロナ禍前と比べると増加しコロナ禍で定着した主食パターンであることが読み取れます。また、平日における各家族属性の最も割合が多いパターンを見ると、主人は「パン・麺・ご飯」、主婦は「パン・ご飯・ご飯」、中高生は「ご飯・麺・ご飯」と各属性でパターンが異なり、個食傾向が強いことも推測できます。

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